オーストラリアで旧正月チャイニーズニューイヤーを楽しもう

オーストラリア情報

オーストラリアの大都市、特にシドニーやメルボルンには、とにかくアジア人がいっぱい!!

チャイナタウンやアジア系レストランも至る所にあります。さらにマレーシア人やシンガポール人のほとんどが中国系、また、香港や台湾など中国系の文化を持った人達もたくさん見かけます。

各国の中国系の人達は、チャイニーズニューイヤー(日本の旧正月)を通常のお正月よりも盛大にお祝いします。

この記事では日本ではあまりなじみが無い旧正月チャイニーズニューイヤーについてまとめてみました。

チャイニーズニューイヤー(Luna New Year)とは?

チャイニーズニューイヤーは日本でいう旧正月になります。中国の人だけでなく、マレーシアやベトナムなどの国の人もお祝いするので最近は「Luna New Year」とも言われます。

旧正月は月の周期で日にちを決めるので、毎年旧正月の日は変わり、1月中旬から2月中旬くらいまでの新月がその年のお正月になります。中国ではチャイニーズニューイヤーから1週間くらいが国民の祝日となっています。

日本でもかなり昔は旧正月をお祝いしていたそうですが、西洋の文化を取り入れ始めてから現在のお正月をお祝いするようになったそうです。

チャイニーズニューイヤーと日本のお正月の共通点

チャイニーズニューイヤーでは、大人は赤い封筒にお金を入れて子供にあげます。日本のお年玉と似ていますね。

また、お餅のようなものも食べます。New Year Cake またはNew Year puddingという名前で売られていて、大きな塊を切ってフライパンで焼く、または溶き卵にディップしてから焼いて食べます。

アジア系スーパーやBread Topというアジア系のパン屋さんに売っています。結構甘いので、何人かでシェアして食べるのがおすすめ。

チャイニーズニューイヤーの面白い風習

チャイニーズニューイヤー期間中は髪を切ってはいけない髪を洗ってはいけない

髪を切ること=良い運を切り落としてしまうと考えられているので、特に年配の方たちはこの期間中に美容院に来ません。近年はあまり見かけないようですが、髪を洗うと運を洗い流してしまうということで、髪を洗わない人もいるようです。

・掃除をしてはいけない

髪の毛と同様、掃除をすると運を洗い流してしまうのだとか。ちなみに日本の年末の大掃除の風習も、お正月に掃除をすると運を掃き落としてしまうということから始まったと言われているので、もともとは旧正月のなごりなのかもしれません。

・赤い服を着る

中国では赤は縁起のいい色とされているので、お祝い事(新年や結婚式など)ではみんな赤い服を着ます。マレーシア人の友人の話によると、なんと下着まで赤の人もいるようです。

・年越し餃子

チャイニーズニューイヤーでは年越しそばならぬ、年越し餃子を食べます。

日本でも日付が変わる瞬間にそばを食べる人は少ないように、その日のディナーや翌日などに食べる場合が多いようです。

ちなみに、日本以外の国では餃子とご飯は一緒に食べません。お米を一緒に食べるのは日本人だけみたいです。

中国人の人に餃子と一緒にお米を食べない理由を聞いたところ、餃子の皮がすでに炭水化物なのでお米でさらに炭水化物をとる必要はないとのこと。

逆に日本の餃子とお米を一緒に食べる文化にびっくりされてしまいました。

チャイニーズニューイヤーのイベント

シドニーではチャイニーズニューイヤーの期間になると、CBDやチャッツウッドなど、人が集まりそうなところではドラゴンダンスという、獅子舞のパフォーマンスがあります。

ウェストフィールドなどのショッピングセンターをドラゴンがすさまじい音の楽器と練り歩いたりするのも見ものです。

かなり音が大きいので、小さい子供が怖がったり寝ている赤ちゃんが起きてしまう可能性もあるので、お子さん連れの方は注意しましょう。

チャイナタウンの近くでもパフォーマンスをしていたりするので、お祭り気分を味わいたい人はチェックしてみてください。

通常は禁止されているようですが、数年前のパースでは魔よけの意味がある爆竹も鳴り響いていました。

Burwoodや Hurstvill も中国系の人達がたくさんいるのでチャイニーズニューイヤーは賑わいそうです。家が近い方は足を運んでみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

とりあえずお祭り気分が楽しい
日本人にはあまりなじみのない風習ですが、街の雰囲気が変わったり、普段食べないものを食べてみたりするのは楽しいものです。

郊外にいるほどアジア人は少なくなりますが、大きな都市に住んでいる人は中国人をはじめ、いろいろな中国系アジア人の人達に出会うはずです。

せっかくの海外生活なので、まわりのお祭り気分に便乗して異文化体験を一緒に楽しんじゃいましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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