せっかくオーストラリアに住んでいるなら現地でのイベントを楽しみたいですね。
日本と真逆の季節に行われるオーストラリアのハロウィンは暖かくて仮装がしやすい!
オーストラリアでは子供がいる家庭は仮装して民家にお菓子をもらいに行くトリックオアトリートを毎年楽しみにしていて、若者たちはハロウィンイベントに参加して楽しみます。
この記事ではオーストラリアのハロウィンの過ごし方や私が住んでいるシドニーのハロウィンイベントも紹介もするので、ハロウィンに何をするか決まっていない方は是非読んでみて下さい。
ハロウィンの由来は?
ハロウィンというと、アメリカが本場という印象が強く、子供が仮装してお菓子をもらいに行くイベントをイメージする方が多いのではないでしょうか?
実は2000年ほど前にヨーロッパで始まったお祭りで、古代からヨーロッパにいたケルト人が行っていたお祭り「サウィン」が起源となっています。
彼らの暦では、10月31日が1年の終わりとされ、死者の魂が戻ってくる日とされています。
日本のお盆のようにご先祖様が会いに来るような感じですね。
仮装をする理由は、ご先祖様の霊だけでなく悪霊も一緒に戻ってきてしまう為、人間だと気づかれないように幽霊の仮装や化粧をして身を守ったようです。
その後ケルト人の宗教はキリスト教と結びつき、聖人たちに祈りを捧げる万聖節(諸聖人の日)の前夜祭としてハロウィンが行われるようになりました。
その後アメリカへ渡り、ハロウィンは現在あまり宗教的な意味は持たず楽しむためのイベントになりました。
オーストラリアのハロウィンの過ごし方
オーストラリアのハロウィンはどちらかというと子供のためのイベントというイメージが強く、ターゲットやKmartなどに行くと毎年色々なコスチュームや飾り付けが売られ、スーパーに行ってもハロウィンで配る用の小分けのお菓子やハロウィングッズがたくさん売られています。
私が住むシドニーでは、ハロウィンの日の夕方には子供たちが仮装し、近所の家を回ってお菓子をもらいに行きますが、地域によってお菓子を配る家の割合にはばらつきがあります。
家の庭にハロウィンの飾りがある家はお菓子を配っているサインなので、子供たちは学校から帰ったら仮装し、お菓子を入れるバケツを持って飾りがある家を探しに行きます。
大人はというと、シドニーの街中では渋谷のような盛り上がりはありませんが、ハロウィン近くの週末は街中やシドニー近郊のパブなどでハロウィンイベントをやっています。
日本のハロウィンは独特?
日本のハロウィンは世界でもかなり独特。
2010年以降から急激に盛り上がり始めた日本のハロウィンは、本来の意味である悪霊から身を守るための仮装ではなく、アニメやキャラクターのコスプレなど、着たいものを着る人がほとんど。
オーストラリアのハロウィンの大人たちはゾンビや魔女など、怖い系の衣装を着ている人がほとんどです。
東京の池袋ではハロウィンの時期にコスプレフェスが毎年開催されていて、アニメのコスプレをする人たちでにぎわっています。
コスプレを着ていつもと違う自分を楽しむのが日本のハロウィンですね。
そして子供よりも大人が楽しんでいる印象が強いのがオーストラリアのハロウィンとの大きな違いかもしれません。
シドニーでのハロウィンイベント
シドニーのシティ周辺では大人のためのハロウィンイベントも開催されています。
大きなイベントはこちら。
ルナパークのハロウィンイベント
ルナパークでは今年2024年、Halloscreamというイベントを夜に開催します。
ホラーをテーマにしたアトラクションやハロウィン限定のフードも販売される予定です。
公式サイトでは14歳以下のお子様にはおすすめされていません。
日程:10月26日(金)から31日(木)
時間:6PM~10PM
料金:100ドル~(料金には入場と乗り物乗り放題、ハロウィンのアトラクション代が含まれます)
ハロウィンパーティークルーズ
ハロウィン当日と11月2日土曜日ははシドニーのハーバーでハロウィンのクルーズがあります。
夜の時間帯なので大人のみのイベントとなります。
時間は夜7時半~10時半の3時間でちょうど良い時間帯。
シティのKing street whalfから出る船で、DJの音楽を楽しみながら食べ物や飲み物を楽しむパーティークルーズとなっています。
素敵なコスチュームの人にはベストドレッサー賞がもらえるかも!?
ゾンビウォーク
11月2日土曜日にシドニーのセントメアリー大聖堂(St Mary’s Cathedral square)でゾンビウォークというチャリティイベントがあり、イベントに集まったお金は障害を持った人たちを支援する団体に寄付されます。
イベントの開始は12時から、街を歩き始めるのは2時からです。
みんなでゾンビの仮装をして街を練り歩くという面白いチャリティイベント!
会場ではプロのメイクアップアーティストによるゾンビメイクや、メイクアップグッズの販売や食べ物の販売がされています。
まとめ
日本のハロウィンよりカオス感が少なく楽しみやすいオーストラリアのハロウィン。
肌寒い日本のハロウィンと違って気温が高いので、夜に薄着のコスチュームで出歩いても過ごしやすく快適です。
こちらでは血のりやカラコン、黒系のメイクアップなどで怖い系の仮装をする人が多いので、日本と一味違う仮装を楽しんでみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。