オーストラリアでのイースター休暇の過ごし方。定番の食べ物やイベント情報

オーストラリア情報

キリスト教の復活祭とされているイースター。

日本人にはあまりピンとこない行事ですが、海外に住んでいる方なら街の雰囲気が変わったり、子供の行事などがありますね。

この記事では、オーストラリアで子育てしていると絶対に関わることになるイースターの様子を紹介します。

イースターは何の日?

イースターはイエスキリストの復活を祝う日です。

一度貼り付けの刑にされて亡くなったイエスキリストが3日後に復活するのです。

よく考えるとすごい話ですね。

キリスト教が一般的な国ではイースターはクリスマスと同じくらい重要な日で、みんな家族や親せきとお祝いします。

日本では商業目的で「春の訪れを祝う日」と言われることもありますが本来そのような意味はありません。

イースター2024年はいつ?

イースターの日はルナニューイヤーと同様、毎年違います。春分(オーストラリアでは秋分)の日以降の最初の満月の次の日曜日がイースターとなるようです。

2024年のイースターは3月31日になります。

3月29日(金)グッドフライデー(キリストが亡くなった日)

3月30日(土)ホーリーサタデー(追悼の日)

3月31日(日)イースターサンデー(キリストが復活した日)

4月1日(月)イースターマンデー

となります。

月を基準にして行事をするのはアジア特有の文化かと思っていましたが、キリスト教の行事でもあるようですね!

イースターの卵とウサギの意味は?

卵は中に宿っている命があることから生命の象徴としてとらえられ、殻を割って産まれてくることもキリストの復活を表しているそうです。

また、ウサギは繁殖力が高いことから生命の繁栄の象徴とされているようです。

その他の説では、ウサギはエオストレという、春の女神の使いであったともされています。

子供のイベントが多いイースターでは、ウサギの着ぐるみを着たイースターバニーが保育園やイベント会場にいて、チョコレートエッグを配ったりするので子供たちは大喜びです。

オーストラリアのイースター休暇の過ごし方は?

ほとんどの人がイースターの期間は4連休となり、Long weekendと言われています。

通常はイースター休暇と学校のスクールホリデイが重なることが多く、その時期に合わせて旅行に行く家族が多いので飛行機チケット代が高く、オーストラリアはどこも混雑します。

その他ビーチに行ったり(オーストラリアは秋や冬でも泳ぐ人がいます)、バーベキューをしたり家族で食事をしたりします。

レストランは閉まっていることが多いので家で料理したものを食べることが多いですが、アジア人街などは開いているレストランもあります。

オーストラリアのイースターの食べ物は?

日本では特にお祝いしないイースターですが、オーストラリアでは1か月以上前から上の写真のようなイースターの定番の食べ物、「ホットクロスバン」というパンが売られていたり、卵やウサギの形をしたチョコレートなどがスーパーに売られています。

大きなウサギや卵の形のチョコレートは、1個7,8ドルほどするものも多いですが、イースターの前日やイースター休暇中の土曜日にスーパーに行くとかなり安くなっているので狙い目です。

親戚の子供などにイースターのチョコレートを買う人がとても多いので大量に買っている人をよく見かけます。

ホットクロスバンは伝統的なものはシナモンとレーズン入りですが、アップルシナモンやチョコチップ、フルーツ無しのシナモンのみなどいろいろなフレーバーが売られています。

オーストラリアは移民の割合もとても多く、色々な文化を持つ人たちが住んでいるので、みんながお祝いするわけではありませんが、キリスト教のお家ではグッドフライデーにはお肉を食べずシーフードや魚を食べ、他の日はローストしたラム肉などを食るようです。

オーストラリアのイースターのイベント

各都市では様々なイベントがあり、シドニーではロイヤルイースターショーというイベントがオリンピックパークで行われます。 

ロイヤルイースターショーのリンクはコチラ→https://www.eastershow.com.au/

ロイヤルイースターショーでは遊園地にある乗り物が特設で設置されてあり、ファームからの動物が来ていたり、いろいろな食べ物が売っていたりする大規模なイベントとなっています。

ただ料金が本当に高い!

うちは5人家族なので、シドニーの会場ではファミリーチケットを買っても入場料だけで126ドルかかります。(3歳以下のお子様は無料です)

そして会場はかなり混雑するため、駐車場は予約なしでは入れません。

公共の交通機関を使うことをおすすめします。

メルボルンやゴールドコーストはシドニーほど高額なイベントは無く、無料イベントやイースターマーケットなどもあります。

イースターエッグハントとは?

その他には、イースターエッグハントと言ってチョコレートエッグを家の庭や公園などにたくさん隠し、子供たちはバスケットを持って探しに行くゲームもします。

チョコレートエッグは、ウールワースやコールスなどのスーパーに小さいものから特大サイズまで売っています。

親としては、「チョコレート食べすぎ!」と思うかもしれませんが、学校や保育園などでも行われる、子供たちが大好きなイベントです。

各地のWestfieldでも、イースターの子供向けイベントを開催していたりするのでアプリなどでチェックしてみましょう。

オーストラリアのイースターは4連休。スーパーなど閉店するお店も多数

イースター付近の時期は学校はスクールホリデイで約2週間のお休みに入ります。

保育園では基本的に土日祝日のみがお休みなので、イースター前の金曜日、「グッドフライデー」から「イースターマンデー」の4日間がお休みになる園が多いようです。

大手スーパーのコールス、ウールワース、アルディなどは、4日間閉店とはなりませんがグッドフライデーとイースターサンデーが閉店になるので、休みの前日は食材を多めに買いましょう!

また、美容院やネイルサロン、ドクターなどもお休みのところが多いので、用事がある方は休み前に済ませておきましょう。

イースターハットを手作りしよう

2歳くらいから小学校低学年の子供たちは、学校や保育園でイースターハットパレードと呼ばれる行事があります。

それぞれが手作りのイースターハットを持参するのですが、お子さんが小さいのでほとんどの場合保護者が手伝います(お子さんが小さいと保護者がほぼ全て作る場合もあります)

材料はDoller storeと呼ばれるディスカウントショップに売っています。(値段は同じではないですが、百均のような感じで利用されるお店です)

お店の名前はDoller king,Smart Doller などお店によって違いますが売っているものは大体似ています。

イースターハットのデザインは、帽子のベースにたまご、ひよこ、ウサギなどの飾りつけや、花やリボンなどで華やかにする人もいます。

基本的には子供の好きな思い思いのデザインにしてOk。家に厚紙などあれば帽子から手づくりするのもありです。

デコレーションをくっつけるのが意外と大変なのでグルーガンは必須になります!

まとめ

日本ではあまりなじみのないイースターですが、オーストラリアにいるとお子さんがいる家庭では無関係ではいられなくなります。

家族でイベントや少し長い休暇を楽しめるいい行事ですが、学校の行事に合わせて予定を調節したり(こちらの学校は行事の数週間前までお知らせがありません)、イースターのイベントに連れて行ったり、イースターハットを作ったりと少し忙しくなります。

ただ、お子さんたちのイースターハットパレードはとても可愛く、毎年写真撮影が必須になりますのでぜひ家族で楽しんでください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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