ワーホリで美容師、英語が話せなくてもサロンワークは大丈夫?コミュニケーションのコツと簡単な接客英会話

ワーホリ

ワーホリで海外に行ってみたいと思っている美容師さん、英語が話せないと仕事をするうえで不安ですよね。

実際に英語力が無くても海外で働けるのでしょうか?

結論は、働けますが、コミュニケーションのコツを知らないと苦労します。

そこで英語力ゼロでオーストラリアに来て10年、今は美容室の店長を務めている私が英語力が低い段階でのコミュニケーションのコツやサロンワークですぐに使える簡単英会話を紹介します。

英語力がない状態で働くコツ

英語力が無くて起こりがちなミスで一番多いのはカウンセリング不足によるもの。

お客さんの言っていることがわからないので、カウンセリングが曖昧なまま施術をしてしまうパターンです。

英語力が低くてもちょっとした工夫でミスを最小限に防ぐことができます。

まず、カットの長さ設定は手で明確に、「このくらいの長さ」というのを指して、カウンセリングの勘違いができるだけ起こらないように注意します。

そして写真でのイメージの共有は必須。

リスニング力が低いうちはカウンセリングでお客様が言ったことを理解していない可能性があります。

施術前に、写真で明確に長さ、レイヤーの高さ、前髪など自分がどんな風に施術をする予定なのかを伝えておくとお客様の不安も和らぎます。

一つの写真で説明しきれない場合は複数の写真を用意しましょう。

写真はお客様の髪質と近いものを選ぶ

西洋人の人に日本人の髪型の画像を見せても仕上がりのイメージが合いません。

また、アジア人のお客様が西洋人の髪型の写真を持参することも多々あるので、そんな時はアジア人の似たような髪型の写真を検索してイメージ共有しましょう。」「ショートボブ 黒髪 多毛」などいくつかキーワードを入れるとお客様が仕上がりをイメージしやすくなります。

西洋人の髪型を検索したい場合は medium layerなど英語検索すると西洋人向けの髪型の写真がたくさん出てきます。

グラボブは concave bobと検索、2ブロックはUnder cutと検索します。

自信のある接客態度と笑顔は最強

ワーホリ美容師さんの多くは、自信の無さから声が小さくなってしまったり、積極的に話せないことが多く、お客様からも最初から不信感を持たれてしまうことも少なくありません。

人の印象は7秒で決まると言われているので、一番初めの「Hello!」の挨拶を笑顔で大きな声で言うだけでもお客様に安心感を与えられます。

そして外国ではお客様が美容師のプロのアドバイスを聞きたい方も多く「What do you think?(あなたはどう思う?」

と聞かれることもよくあります。

その時に、英語がうまく話せなくても写真やジェスチャーを駆使して自信をもってアドバイスすることで信頼感を与え、その後の施術もやりやすくなります。

次の項目では美容室の英語ですぐに使える簡単な英語を紹介します。

美容室の受付の時に使う英語

Hello,do you have an appointment today?(こんにちは。ご予約はされていますか?)

Can I have your name?(お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?)

Take a seat, won’t be long.→おかけになって少々お待ちください。

Come this way please.→こちらへどうぞ。

カウンセリングで使う英語

How would you like to have your hair today?→今日は髪型いかがなさいますか?

How would you like to have your hair colour ?➝カラーはどうしましょうか?

Do you like warm tone or cool tone? →暖色系と寒色系ではどちらが好きですか?

How light would you like to go ?→どれくらい明るくしたいですか?

How dark would you like to go?→どれくらい暗くしたいですか?

Would you like to cover your gray hair?→白髪はカバーしたいですか?

Light colour doesn’t cover the gray very well.→明るいカラーは白髪をあまりカバーしません。

Do you have some pictures?→写真はお持ちですか?

I’ll bring some pictures for you, give me a seacond→写真をお持ち致します。少々お待ちください。

How was your last haircut? ➝前回のヘアカットはどうでしたか?

Do you usually tie up your hair ?➝普段髪の毛を結んだりしますか?

How do you style your hair ?➝普段はどんな感じでスタイリングしますか?

Is that ok if you can’t tie your hair after haircut?➝カット後に結べない長さになっても大丈夫ですか?

Your hair is bit wavier than the photos ,it’s might not be exactry same even if I cut same way.➝あなたの髪は写真の髪型よりも癖があるので、同じように切ったとしても全く同じにはならないかもしれません。

How much can I cut your fringe?➝前髪はどれくらい切りましょうか?

Have you try perm before?→パーマをかけたことはありますか?

When did you have perm last time?→前回パーマをかけたのはいつですか?

施術中に使う英語

I’ll wash your hair first.➝先にシャンプーをします。

How is the water temperature?➝お湯加減はいかがですか?

Can I cut layer this much?➝レイヤーはこれくらい切っても大丈夫ですか?

Where is your part?➝分け目はどこですか?

I’ll make your hair thinner after blow dry.➝髪を乾かしてから軽くします。

Can I make it thinner at the back?後ろをもう少し軽くしましょうか?

Can I cut more layer on top? ➝トップにもう少しレイヤーを入れても大丈夫ですか?

Do you use straightener at home?➝お家でストレートアイロンは使いますか?

Do you curl your hair at home?→お家で髪を巻きますか?

Let me know if you feel too hot.→熱かったら教えてください。(デジパーやアイロン時に)

仕上げ時に使う英語

Would you like to curl your hair today?→今日は巻いて仕上げますか?

I’ll apply leave in conditioner.→洗い流さないトリートメントをつけます。

How is the colour?→カラーはいかがですか?

Looks very nice!→とてもいいですね!

Your hair looks shinier!→ツヤが出ましたね!

You don’t need to wash your hair today.→今日はシャンプーしなくて大丈夫です。

Can you touch your hair, is your hair light enough?→髪を触ってみてもらっていいですか?軽さは大丈夫ですか?

Can I use hair wax today?→ワックスをつけてもいいですか?

髪型に関する英語

Concave bob(コンケーブボブ)→前下がりボブ

Under cut →2ブロック(日本で流行っている2ブロックとはかなり違うので、英語でUndercut と検索してみてください。

Round shape →丸みのある形

Brunt→ブラント。ぱっつん

Sharp→鋭角な。Sharp or Round はボブのカウンセリングでよく使います。

Clipper →バリカン

Face Flaming→顔周りにレイヤーがあるスタイル。主にロングヘアーの時に使います。

Even →均等(左右対称、カラーの色が均等というときに使います。)

frizzy→(髪が)チリチリ

Thick hair→分厚い髪

Thin hair→少ない髪

まとめ

ワーホリで海外に来る美容師さんは日本では一人前のスタイリストとして働いていた人ばかり。

スキルはあっても英語が話せないと接客の時緊張しますよね。

少し言い方が強いお客様にしどろもどろになっているワーホリ美容師さんをたくさん見てきました(経験が増えるほど肝がすわって大丈夫になってきます)。

私が自信をもって言えることは、とにかく大きな声と笑顔は最強です!

そして緊張するなら、緊張しない人を演じてみましょう。

緊張しない人になりきることでだんだん自己暗示がかかって緊張しにくくなってくるのでとてもおすすめ!

ここで紹介した英語はかなり基本的な内容ですが、初めて海外で働く美容師さんには役立つこと間違いなしです!

最初は笑顔と自信のある態度、慣れてきたら英語のボキャブラリーを追加して、どんどん自分らしい接客をしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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